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福岡県行橋市 派遣活動への研修事業 活動報告

2013年03月29日

【開催事業名】派遣活動への研修事業

【日時】平成25年3月10日(日)

【場所】 福岡県行橋市 行橋コスメイト

【参加人数】16名

【事業目的】

障害者と健常者のバリアフリー

ボランタリー講座、派遣活動へとスムーズにつなげる為。

【対象者】障害のある子どもたちとその家族

 

【企画担当者の報告】

総勢42名の賑やかな雰囲気の中、会場に集まった子ども達の目には、好奇心と不安が入り混じり、キョロキョロとあたりを見回し、保護者から離れない子ども、恥ずかしそうに壁に寄りかかったままの子ども、ずっと歩きまわる子ども、という状態から側に寄り添い、さわっても良い?と声掛けをし、良いよと言われたらスキンシップをとりながらのスタートとなりました。

導入から呼吸法、あおむけ・うつぶせでのポーズ等、手を添えコミュニケーションをとりながら、約40分間集中力が切れることなくみんなで楽しみました。

最後には子どもと大人の大きな拍手で、イベントを締めくくりました。

 

はじめは親御さんに甘えたり寄り添っていた子ども達が、ふれあい、声を出しながらゆっくりと緊張をほぐしていくスタートから始まり、だんだん楽しそうに体を動かし始め体にさわって、自分をいたわる。

隣の人をいたわる。といった行いは良いなぁと感じました。

隣の人と手をつなぎ、身をゆだね、また同じ事をしていない子どもも無理にさせようとするのではなく、温かい目で見守るという空間は特別ではなく、ヨガそのものだと思いました。

時間的には短くても、内容の濃い、リフレッシュにつながったと思います。

 

市・障害者支援係長と参加者全員の話し合いの中で、24時間介護をしていつも疲れている家族にとって、このようなイベントはとても有意義に思えるとのことでした。今後もこのような活動を多く行って欲しいとの要望がありました。

「高齢者支援に比べ、障害者支援の法の整備は特に遅れている。

行政が出来ないことも多く、NPO活動がもっと広がるように期待したい。」との障害者支援係長のお言葉でした。

保護者の方からも、数多く行ってほしいとの要望も有り、今後開催に向け企画

したいと思います。

 

【参加者の声】

・たくさんの方に迎えられびっくりしたが、感じの良い方達で嬉しかった。

・障害児に対する世間の風は結構冷たく、愕然とすることが多い。

・あずけ先の幼稚園では、まだまだ先生たちの認識が浅く、わかってもらえない。

・普通の事が出来ないので、おにもつ扱い。

・又、あずけ先をあちこち探して、やっとあずけると、明らかに迷惑がられる。

・子どもには社会性を身につけさせたいと思っているが、親子で傷つきたくない。というジレンマがある。そんな時に心身共にいやされる空間があって、まるごと受け入れてくれる感じがうれしかった。

・子どもが社会に出る前のワンステップとして、継続的にこういった場所がもっとあると良いなぁと思いました。

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